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ポケモン GO で拡張現実の可能性にやっと気付いた

ポケモン、少しだけ触りました。

自分の端末だと電波も位置情報もいまいち不安定なので、アプリの動作はあまり快適ではないです。しかし、ポケモン赤緑世代として、それを差し引いてもやはり感動があります。


ポケモン GO には AR (拡張現実)モードというものがあります。ポケモンを捕らえるとき、ボケモンの姿と現実の世界とが重なって表示されます。これが AR モードです。現実がポケモンによって拡張されているわけです。

自分の端末では AR モードがうまく動かないことがあるため、僕はこの機能をオフにしています。で、じゃあ、オフにすると「拡張現実」はオフになるのか。どうも体験としてはそうじゃないんですね。たまたまビジュアル的にそう見えないだけで、ポケモンは確かにそこにいて、ただうまく表示されないだけ、という認識になります。AR モードはオフだとしても、これって現実は拡張されてるじゃん。

そういう目で見ると、ポケモンやポケストップなどを探すための地図、あれも拡張現実ですよね。仮想世界における意味を現実世界に重ねあわせている。それによって家の近所の石像は石像以上の存在として認知される。

だとすれば、宗教的な意味を持つもの、妖怪や怨霊が出る場所、それらも拡張現実なんじゃないか。それが単に目に見えないだけで。

さらに、重ねるものって仮想世界じゃなくてもいいんじゃないのか。たとえば、かつて武将同士が合戦を繰り広げた平原を訪れたとしよう。そのとき、その文脈を知らない人とは見える光景が異なってくる。それも、広く捉えれば、現実を拡張していると言っていいんじゃないの。


AR って「初音ミクが自室で踊ってくれる」みたいなものだけを指すのだと勝手に思っていたんですよね。それにはあまり興味がなかった。でも、世界についての認識をいかに変質させてゆくか、そういうものだと思うとすごく面白くないですか?

今回のポケモンは実世界を媒介として仮想世界にアクセスしているだけ。それはそうです。実世界を中心にすることも、現実的にそんなに難しくなさそうですよね。ちょっとした見方の違いで日々を少し幸せにすることができる、そういう情報ってたくさんあるし、そういう何かが乗っかってもよいですよね。

たくさんのポケモントレーナーが歩きまわる町を見ていると、人々の幸福が少し増したそういう世界が案外早く実現するんじゃないかなと、そんな気がします。


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